
長野県茅野市の奥蓼科の山間に、まるで時間が止まったかのような静寂に包まれた池「御射鹿池(みしゃかいけ)」があります。
「明鏡止水」という言葉をそのまま形にしたような、深く、澄んだ、美しい緑の水面。ただ眺めているだけで、ざわついた心がスーッと落ち着いていくような不思議な感覚を覚える、そんな静かな絶景です。
日本画家・東山魁夷の名画『緑響く』のモチーフになったり、吉永小百合さんが出演したシャープAQUOSのCMで一躍有名になった、日本を代表する鏡池です。
なぜこの池は、これほどまでに完璧なリフレクション(反射)を生み出すのか? この記事では、その神秘的な美しさの秘密と、季節ごとに見せる多彩な魅力をたっぷりとお伝えします。
カメラ小僧 ゴンここは望遠で切り取る景色の場所だから、見た目はただの池だよ!
御射鹿池の「奇跡の鏡」を生み出す秘密
御射鹿池の水はpH4前後の強い酸性です。そのため、プランクトンや魚が生息できず、水が非常にクリア。さらに、水底から植物が育つこともないため、水面が波立ちにくく、鏡のようなリフレクションが生まれやすくなっています。
ハチ先生酸性だからこそ、この透明感と静けさが保たれているんだね!
ゴン酸性水を好むチャツボミ苔が繁殖してるらしいで!
季節ごとの魅力と撮影のコツ
美しい写真を撮影するポイントと、夏と秋の風景を紹介します。
綺麗な写真を撮るために気をつけたいこと

カメラ小僧 ゴンこの写真は、雨の影響で手前に波紋が広がってるで!
「御射鹿池」は生物がほぼいませんが、雨風があると池に波ができてリフレクションが起きなくなります。また、全体を見るとただの綺麗な池ですが、やや望遠で切り取って撮影すると神秘的になるのでおすすめです。
ハチ先生期待値コントロールは大事だよ!
もし風が吹いていたらNDフィルターを使ってシャッタースピードを遅くすると、水面が滑らかになり、幻想的な写真を撮影することもできますので、NDフィルターもお忘れなく!
今回使ったレンズ
今回使った、おすすめの三脚
旅用の三脚はこれ一択!我らも3個も買った【SLIK「コンパクトⅡ」】
超軽量で使い勝手が良く、安くてコスパが良い素晴らしい三脚です!御射鹿池の撮影でも使っています。※ただし標準の雲台では使い物にならないため、アルカスイス対応の自由雲台に交換必須。
カメラ小僧 ゴンスリックのコンパクトⅡは、雲台さえ交換すれば「軽量・コンパクト・そこそこ剛性」の神三脚に化けるで!
ドヤァ〜!なゴン10万円ほどの三脚しか使わない友人もコンパクトⅡだけは認めてたで!ススメまくって友達達に5本売ったで!
夏:生命力あふれる「深緑のリフレクション」

私たちが「一番美しい時期は?」と聞かれたら、迷わず「夏!」と答えます。
夏の御射鹿池は、木々の緑が最も深まり、森全体が力強い生命力で満たされる季節。水面は青みがかり、映し出される景色はとても幻想的です。
秋:黄金色に輝く「カラマツの紅葉」と渋滞について

「御射鹿池」の周辺を彩るカラマツが、秋の深まりとともに一斉に黄金色へと姿を変えます。森全体が黄金色に染まり、それが鏡のような水面に映り込む光景は、まさに圧巻の一言です。
ハチ私たちが撮った時は、ちょっと時期が遅くて葉が落ち気味だったかな…。
カメラ小僧 ゴンそんな時は、枯れてる部分を画角から外して切り取るのが撮影のコツやな!

【訪問前にチェック!混雑とアクセスの注意点】
例年の見頃は10月下旬から11月上旬。
ただし、冷え込みや風の強さによっては一気に葉が落ちてしまうこともあるため、時期の見極めが肝心です。
また、この時期は1年で最も混雑します。駐車場待ちの列は市街地(茅野市街)側から長く伸びるため、反対側の山奥方面から来ると最後尾に並ぶことすら一苦労です。渋滞を避け、穏やかに鑑賞するためには、早朝や夕方の時間帯を狙って訪問することを強くおすすめします。
ゴン池の状況は茅野観光ナビで定期的に紹介してるで!
訪問時の注意点:昔とは変わった現在の姿
近年、御射鹿池は観光地として整備され、大きな駐車場と展望デッキが作られました。
そのため、かつてのように池のほとりまで降りることはできなくなっています。展望デッキから、木々の間を通して鑑賞するのが現在のスタイルです。

ドヤァ〜!なゴン昔は柵もなくて、もっと自由に見れたんやけどな。安全のためには仕方ないか。

昔、撮影に行った時、池に画家がいました。この人も『緑響く』のような絵を描いていたのでしょうか?
ゴン?でも、その場所からだとリフレクションの構図とはちょっと違うような??
アクセス・基本情報
| おすすめ度 | ★★★★☆ ※望遠で切り取る景色です。 ★5:感動の絶景 ★3:万人におすすめ ★1:玄人のあなたこそ |
| 住所 | 長野県茅野市豊平 奥蓼科 |
| おすすめ時期 | 新緑の夏(6月~8月)、紅葉の秋(10月下旬~11月上旬) |
| 公開時間 | 24時間 |
| アクセス | 無料駐車場すぐ |
| 料金 | 無料 |
| 公式HP | 茅野観光ナビ 公式サイト |
| 確認日 | 2026年1月 |
▼御射鹿池 普通車駐車場
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