
SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
茨城県大洗町にある「大洗磯前(おおあらいそさき)神社」。
その神域である海上の岩場に鎮座するのが、絶景スポットとして名高い「神磯(かみいそ)の鳥居」です。
荒波の中に立つ鳥居と、太平洋から昇る朝日が織りなす光景は、まさに神が降り立つにふさわしい荘厳さです。
今回は、鳥居の中に太陽が入る「神々しい瞬間」を狙って撮影に行ってきました。ベストな時期や時間帯、撮影テクニックを共有します。
厨二病ゴンついに撮れたぜ…神が降臨する瞬間を!
冬は神磯の鳥居の後ろから太陽が昇る
太陽が昇る位置とベストシーズン
ハチ?朝日なんて、一年中いつでも鳥居と一緒に撮れれそうだけど?
カメラ小僧 ゴン神磯の鳥居の後ろから太陽が昇るのは冬限定なんだよ!
太陽が昇る位置は季節によって大きく変わります。
冬至(12月22日頃)の時期、太陽は最も南寄り(海に向かって右側)から昇り、ちょうど神磯の鳥居の後ろ側から姿を現します。
今回撮影に訪れたのは、冬至から約1カ月後の1月25日でした。
日の出の方角は、冬至で一番「南(写真で右)」になり、そこから夏至にかけて徐々に「北(写真で左)」へと移動していきます。
(逆に、夏至から冬至にかけては、再び南へと戻っていきます)
写真撮影の観点で言うと、冬至の頃は鳥居の右側から太陽が上がり、春になるにつれて徐々に左へ移動していくイメージです。
撮影場所(立ち位置)を移動して「太陽と鳥居が重なる位置」を調整すれば良いのですが、あまりに時期が外れると、鳥居を真横から見るようなアングルになってしまいます。
鳥居の美しい形と朝日を絡めるなら、2月下旬あたりが限界ではないかと推測します。
「満潮」の時間を狙おう
ゴン博士この場所は、朝日の時に満潮の方が映えるで!
ハチ先生行く前に大洗海岸の潮見表をチェックしよう!
干潮の時間帯だと、鳥居の周りの岩肌が露出して陸続きになってしまいます。
海の中に鳥居が立っているような、神々しい写真を撮りたい場合は満潮時に狙って行くのがおすすめです。
訪れた日の満潮は7時48分(潮位125cm)でした。
日の出時刻は6時44分なので完璧な満潮タイミングではありませんが、それなりに潮位があり、波の飛沫も期待できるため狙って行きました。
(結果、波は穏やかでした)
カメラ小僧 ゴン今回は波の表現を変えるために、秘密兵器NDフィルターを装着しているぞ。
※NDフィルターを使用して長秒露光(スローシャッター)にすることで、波の凹凸がならされてフラットになり、静寂に包まれた幻想的な写真に仕上がります。

SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
この日は遠くの水平線上に雲があり、太陽は予定より少し遅れて顔を出しました。

SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
太陽が出ると一気に辺りが明るくなります。
あまり長秒露光しすぎると太陽が被写体ブレを起こして楕円になってしまうため、今回は9秒前後のシャッタースピードで撮影しました。(※9秒というのは露出のバランスを見た結果論です)

SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
強烈な逆光により、鳥居の手前に長い影の筋が現れました。
太陽がやや左側(北寄り)へ上がってきたため、最初の立ち位置では鳥居のど真ん中ではありませんでした。

SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
先ほどの写真から、人2人分ほど右に移動して撮影した一枚です。
太陽が鳥居の真後ろに入り、光の筋がまっすぐ手前に伸びて、神々しい鳥居の影を描き出しました。まさにベストショットです。
得意げなハチいいね! これは本当に神様が降り立ったような雰囲気だね!
厨二病ゴンフッ…俺様がこの鳥居の下に立ったら、さらに映えること間違いなしだな!
驚愕のハチあそこは禁足地(立ち入り禁止)だから絶対に入っちゃダメだよ…
この日は、日が昇る前から海岸は多くの人で賑わっていました。カメラマンは全体の3割ほどだったと思います。
日が昇る時間帯になると混雑するため、撮影場所を自由に移動することは困難になります。
(手持ち撮影で人の頭越しに狙う程度なら可能ですが、三脚を据えての構図の微調整は厳しい状況です)
今回はたまたま隣の方がすぐに撤収されたので、そのスペースに入らせてもらい、鳥居と太陽が一直線に並ぶ構図で撮影できました。
よだれ姫ハチ意外と世の中の人は早起きなんだねzzZ
ドヤァ〜!なゴン冬は日の出時間が遅いからハードルは低いな!
長秒露光の有無で写真は変わる?
神々しい写真が撮れましたが、比較として設定を変えた下の2枚の写真をご覧ください。
シャッタースピードやフィルターの有無で、これだけ写り方が変わります。

SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
▲シャッタースピード1秒の写真。
先ほどの写真(6秒~8秒)に比べると、光の筋が弱く、鳥居の影も薄く感じます。1秒では波の形が残り、海面がざわついています。

SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
▲さらに、NDフィルター無し・シャッタースピード1/400sec(高速シャッター)で撮影した写真。
波の形がくっきりと写り迫力はありますが、鳥居の影や光の筋は現れません。水面に太陽の光が反射してキラキラしている状態です。
厨二病ゴンこれがNDフィルターの力だ。
神を降臨させる「神器」なのだ!
撮影場所の選び方(堤防 vs 舞台)

今回撮影した場所は「堤防」の上です。(写真のみんなが撮影しているところ)
下に降りる階段もありますが、満潮時を狙っているため波をかぶるリスクが高いです。
堤防から撮影するメリットは、掲載した写真のように「鳥居の頭(笠木)」と「水平線」が同じくらいの高さになり、構図のバランスが良いことです。
逆に海岸まで降りて低い位置から見上げると、鳥居の背景は空(あおり構図)になります。

もう一つの撮影スポットは「神磯の舞台」です。
こちらは堤防のすぐ後ろにある高台で、高さがあるので鳥居の背景は海になります。撮りたい写真のイメージに合わせて場所を選びましょう。
この日の人気スポットは「堤防」の方でした。
「神磯の舞台」から撮ると位置関係が変わるため、同じ時間帯でも太陽が鳥居の左側から昇る形になります。
大洗磯前神社に行こう
絶景を撮った後は、神磯の鳥居の本体である「大洗磯前神社」へ参拝に行きましょう。
鳥居のすぐ向かい側、階段を登った先に社殿があります。

驚愕のゴンうおっ! 神社にタッチパネルの案内看板だと!? 近代的すぎる…

ちなみに、大洗磯前神社の境内からは、建物や木に隠れて神磯の鳥居は見えません。鳥居を見たい場合は海岸へ降りる必要があります。


ハチ先生あれ? ここの狛犬さん、石じゃなくて焼き物みたいに見えますね!
厨二病ゴン狛犬博士の俺様が答えてやろう! これは備前焼(陶器)だ!
※備前焼は釉薬を使わずに高温で焼き締めるため、鉄のように硬くて塩害に強いという特徴があります。
明治時代から150年以上もの間、この海風に耐え続けている最強の狛犬です。
ハチ先生へぇ~! 岡山(備前)の焼き物があるなんて、関東の神社ではレアですね!

最後にお参りして帰りましょう。
ドヤァ〜!なゴンこのサイトがもっと有名になりますように…
ハチなむなむ~。絶景がたくさん撮れますように。
駐車場について
大洗磯前神社の駐車場は6時30分開門となっており、冬の朝日の時間帯(日の出6時45分頃)にはギリギリか、間に合いません。
そこで、少し南にある「大洗公園」の駐車場を利用するのがおすすめです。こちらは24時間駐車可能で、神磯の鳥居へも歩いてすぐです。
アクセス・おすすめ時期など
カメラ小僧 ゴン★4は朝日+写真撮影地としての評価やな!
| おすすめ度 | ★★★★☆ ★5:感動の絶景 ★3:万人におすすめ ★1:玄人のあなたこそ |
| 住所 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8249−1 |
| おすすめ時期 | ・朝日狙い:12月末(冬至)~2月 ・満潮の時 |
| 公開時間 | 24h(鳥居周辺) |
| アクセス | 無料駐車場すぐ |
| 料金 | 無料 |
| 公式HP | 神磯の鳥居 – 大洗磯前神社 |
| 確認日 | 2026年1月 |
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