【長野】涸沢カール『日本一の紅葉』完全ガイド|アクセスとテント泊、夜は輝く宝石箱

秋晴れの空に映える涸沢カールの紅葉
10月1日12:00 PENTAX K-1+PENTAX DFA28-105mmF3.5-5.6 撮影条件:34mm f9

長野県の北アルプスの標高2,300mに位置する涸沢(からさわ)カールは、「燃える涸沢」と呼ばれる日本一の紅葉とも称される絶景スポットです。
この記事では、上高地からのアクセス、テント泊の魅力、そして経験者だけが知る隠れた絶景ポイントまで、私たちの4度にわたる実体験のすべてを詰め込んだ「完全ガイド」をお届けします。

このHPは、実際に行き、撮影した写真だけを使って、感じた事を書いた個人HPです。

ハチ先生

カールとは、氷河が削ったお椀上の地形のことだよ。

目次

① 涸沢カールへのアクセス完全ガイド(上高地から)

涸沢カールへの旅は、登山口である「上高地」から始まります。まずは、上高地に行く方法と、そこから涸沢までの道のりを解説します。

ステップ1:上高地バスターミナルへ(マイカー規制に注意)

上高地は、貴重な自然環境を守るため、一年を通してマイカー(自家用車)の乗り入れが禁止されています。そのため、車で向かう場合は、ふもとの駐車場に車を停め、そこからシャトルバスまたはタクシーに乗り換える必要があります。

  • 長野県側から:沢渡(さわんど)駐車場を利用
  • 岐阜県側から:あかんだな駐車場を利用
得意げなハチ

下記記事で、上高地の行き方を詳しく解説してるよ!

ステップ2:涸沢カールへの登山ルート(約6時間)

上高地バスターミナルから涸沢カールまでの標準的なコースタイムは約6時間。ルートは大きく2つの区間に分かれます。

① 上高地 → 横尾→本谷橋(約3.5時間):平坦なウォーミングアップ
梓川沿いの美しい景色を楽しみながら歩く、ほぼ平坦なハイキングコースです。体力に自信のない方でも、この区間だけでも十分に楽しめます。

② 本谷橋 → 涸沢カール(約2.5時間):ここから本番!きつい登りの始まり!!
横尾大橋を渡ると、本格的な登山道が始まります。特に「本谷橋」を越えてからが急な登りとなり、ここが一番の頑張りどころです。

ドヤァ〜!なゴン

初めて日帰りで行った時は、この最後の登りが本当にキツかった!でも、それを乗り越えた先にご褒美が待ってるんや!

より詳細なルートマップは、涸沢ヒュッテの公式サイトが非常に分かりやすいので、ぜひ参考にしてください。

② 涸沢の二つの顔|昼の紅葉と夜の宝石箱

苦労して辿り着いた先で待っているのは、昼と夜で全く異なる表情を見せる、二つの絶景です。

昼の顔:燃えるような日本一の紅葉

ナナカマドの赤とダケカンバの黄色が美しい涸沢カールの紅葉

ナナカマドの赤、ダケカンバの黄色、そしてハイマツの緑が織りなす色彩の絨毯は、まさに圧巻の一言。ただし、その年の気候によって色づきに当たり外れがある、少し気まぐれな一面もあります。

岩肌と紅葉のコントラストが見事な涸沢カール

夜の顔:満天の星と宝石箱

満天の星空の下、宝石のように輝く涸沢のテント場
10月7日18:50 SONY α7RⅡ+SIGMA 14-24mmF2.8DGDN 撮影条件:19mm f2.8

夜になると、色とりどりのテントの灯りが一斉に灯り、カール全体が巨大な宝石箱へと姿を変えます。これは、この地に泊まった者だけが見ることを許される、特別な景色です。この写真は涸沢ヒュッテのデッキから撮影しています。

ゴン

係の人が「テント点灯してくださーい!」って呼びかけて、みんなで一斉にライトアップするんだよ。

ハチ心の声

テント、点灯…ダジャレ?

流れ星と涸沢のテント場
星空と涸沢のテント 流れ星も
月明かりに照らされた幻想的な涸沢のテント場
どこかの惑星のような

③ 滞在方法|涸沢ヒュッテとテント泊の魅力

1.涸沢ヒュッテ|宿泊方法、絶景テラスとおでん、水場、トイレ情報

宿泊方法
ヒュッテへの宿泊は事前予約制です。紅葉シーズンはすぐに予約が埋まるので、紅葉がベストなタイミングを待っていると宿泊できません。事前に紅葉を予想して予約する必要がありますが、装備が軽くて済むのが最大の利点です。予約の詳細は「涸沢ヒュッテ公式サイト」にてご確認ください。

売店について
涸沢ヒュッテが運営する「涸沢パノラマ売店」はどなたでもご利用いただけます。名物の「おでん」や「生ビール」を絶景テラスで味わうのは、まさに至福のひとときです。営業時間は売店窓口に小さな看板が立てかけてあるので、登ったらまずチェックしましょう。(日によって営業時間が変更になる場合があります)

水場について
無料で飲める水場も完備されており、ここで水を補給できるため、担ぎ上げる水の量を減らせるのが本当にありがたいです。※希に水不足で水場が使えない時があります。事前に「涸沢ヒュッテ SNS」にて確認してください。

涸沢パノラマ売店の様子
売店のメニューを物色するハチ(中央)

トイレについて
パノラマ売店の奥にトイレがあります。トイレは男女に分かれており、和式・洋式両方あります。トイレットペーパーも備え付けられています。宿泊者(ヒュッテ・テント両方)は無料で使えますが、宿泊しない方は100円です。

得意げなハチ

【ハチのおトイレ情報】
女性用トイレはトイレの左側に専用列ができることが多く、比較的空いてるよ!トイレ中央にできる男性トイレの列は超長いから、並ぶ前に一度左側をチェックしてみてね!

2.テント泊|場所取りと防寒対策

もう一つの宿泊方法が、涸沢カールのテント場でのテント泊です。こちらは非常に人気があり、多い時は数百ものテントが張られます。当然、先着順にいい場所にテントを張るので、到着が遅いと過酷な場所にテントを張ることになります…。また、先着順でコンパネ(テントの下に敷く板)のレンタルもあります。

雪上に張ったテント 涸沢カール
雪の上にテント~
ゴーン(泣)

この時は到着が遅すぎて、平らな場所は雪の上しか残ってなかったんだ…

標高2,300mの夜は、たとえ紅葉シーズンでも想像以上に冷え込みます。しっかりとした防寒対策は必須です。また、テント泊装備は重いため、軽量な山岳テントを選ぶことが、体への負担を減らす大きなポイントになります。

得意げなハチ

ちなみに我らは、ダンロップ プロモンテVL26Tっていうテントを使ってるよ!二人快適に過ごせる広さのテントで軽いよ!

ドヤァ〜!なゴン

ライトはキャリー・ザ・サンだよ!軽くて明るくてええで!

4回中2回はお昼に到着しているため、テントの場所は平らな一等地を確保できました。
最近では、涸沢ヒュッテがテントのレンタルも始めました。(数量限定)テントを持ってない方で、今後テント泊する予定がない方は、レンタルもいいかもしれません。詳細は「涸沢ヒュッテ公式サイト」にてご確認ください。

驚愕のハチ

レンタルテントすごい広くて豪華だったよ!!

④ 経験者が教える!涸沢の隠れ絶景3選

涸沢の魅力は、ヒュッテ前から見る景色だけではありません。4度訪れた経験から、少し足を延ばすだけで出会える「隠れた絶景スポット」を、アクセス方法付きで3つ紹介します。

隠れた絶景①|涸沢カールの池へのアクセス

涸沢カールの池と紅葉
池があります。この時は凍っててあまり映り込みしなかった・・・

涸沢カールには、水面に紅葉が映り込む美しい池(水たまり)があります。しかし、この池は登山道から外れた場所にあるため、知らないと見逃してしまうかもしれません。ここでは、写真付きでアクセス方法を解説します。

ゴーン(泣)

俺は涸沢3回目で初めて池の存在を知ったのだ…みんなは見逃すでないぞ。

ハチ先生

アクセスは簡単なので、解説していきます!

メロメロ ハチ

1.涸沢ヒュッテの別館の方へ向かいます!

涸沢ヒュッテの別館方面へ進む
ハチ先生

2.降りる階段があるので、階段を降りたら後方(穂高方面)に進みます

ヘリポート方面へ降りるための階段
ハチ先生

3.そのまままっすぐ歩くと、ヘリポートがあり、奥の鯉のぼりのような風向きが分かるやつの方へ進みます。

涸沢のヘリポートと吹き流し
ハチ先生

4.右手には池があります。少し降りないと見えないと思うけど、すぐ分かるよ~。

岩場にある涸沢の池
10月3日14:00 SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ 撮影条件:24mm f8
カメラ小僧 ゴン

池の水量は行った時の運かな

隠れた絶景②|お手軽パノラマコース展望所

ゴン博士

池以外にも見どころを紹介します。下の写真が撮れる場所です。

パノラマコースの展望所から見た涸沢ヒュッテと紅葉の涸沢カール
10月3日13:30 SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ 撮影条件:40mm f8

涸沢ヒュッテから少し下ると(来た道を戻ると)、通常の登山道と「パノラマコース」の分岐点があります。パノラマコース自体は上級者向けのルートですが、分岐から5分ほど歩いた場所に、誰でも安全に行ける展望所が設けられています。ここからは涸沢ヒュッテとテント場、そしてカール全体の紅葉を一度に見渡すことができ、まさに隠れた絶景ポイントです。※下記涸沢パノラマコースと混同しないように気をつけてください。

【パノラマコースと涸沢ヒュッテの分岐路】

涸沢カールパノラマコースの展望所の様子
展望所の様子

健脚向け|もう一つの涸沢パノラマコースで涸沢を半周

体力に自信のある方向けに、もう一つの絶景ルートをご紹介します。涸沢カールから奥穂高岳方面へ向かう登山道の途中(涸沢小屋の横からアクセス)に分岐があり、涸沢カールの上部を半周できる「涸沢パノラマコース」が整備されています。こちらは本格的な登山道で、一周で2時間ほどかかります。

ゴン

我らは涸沢小屋の横から登って行きましたー

涸沢カール上部のパノラマコースにあるお立ち台からの眺め
10月3日14:50 SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ 撮影条件:29mm f8
得意げなハチ

お立ち台で記念写真だ!

パノラマコースでカッコつけるハチとゴン
ゴン

分岐まで長かった…

涸沢カール パノラマコースの道の様子。岩場が多い。
パノラマコースをエッサホイサと降りるハチ
カメラ小娘 ハチ

見晴岩があったよ

見晴岩 涸沢カール パノラマコース
丁寧に「見晴岩」と書かれた見晴岩
カメラ小僧 ゴン

見晴岩の隣で撮った写真
(見晴岩からだと前の赤いのが無い)

パノラマコースから見下ろす涸沢カールの全景
10月3日15:30 SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ 撮影条件:31mm f8

テント装備を背負って涸沢まで登った後に、さらにこのコースを歩いたため、かなり疲れました。「少し散歩」という軽い気持ちで行くと大変かもしれません。時間に余裕を持ち、日が暮れる前に戻ってこれるよう計画的に行動することをおすすめします。

【涸沢パノラマコース分岐路】※緑のライン

涸沢の絶景をYouTube動画で見る

得意げなハチ

YouTubeにも我らの動画をアップしてるのでよかったら見てねー。

まとめ

得意げなハチ

さすがは紅葉日本一と言われる涸沢カールは綺麗だったぞ!
頑張って登る価値あり!!

おすすめ度★★★★★
★5:感動の絶景
★3:万人におすすめ
★1:玄人のあなたこそ
住所長野県松本市安曇
営業時間24時間
涸沢カールの玄関口、上高地行きのバスに営業時間あり。詳細はこちらの記事でご確認ください。
おすすめ時期紅葉(見頃は例年9月下旬から10月上旬)
入場料登山料は無料。(山小屋やテント場の利用は別途料金が必要)
アクセス上高地バスターミナルから徒歩約6時間(約16km)
※マイカー規制のため上高地まではバス・タクシー・ツアー等でお越しください。
駐車場なし(マイカー規制があるため、沢渡駐車場(有料)に車を止めてバスで上高地まで)
地図Googleマップで見る
公式HPhttps://karasawa-hyutte.com
確認日2025年11月

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ゴン博士

千畳敷カールは同じカールだけど、アクセスが楽だよ

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