
京都・南禅寺の塔頭「天授庵」。かつて秋の特別公開でのみ入ることを許された書院からは、部屋の柱が”額縁”となり、燃えるような紅葉が闇夜に浮かび上がる、息をのむような光景を見ることができました。
しかし、この書院の特別公開・ライトアップは毎年行われるわけではなく、私の調べでは2019年を最後に、近年は開催されていません。(2025年調べ)
この記事は、私たちが幸運にも体験できた「幻の絶景」の貴重な記録です。そして、いつかまたあの扉が開かれる日に備え、最高の写真を撮るための撮影の秘訣を、未来のあなたへ贈る「攻略マニュアル」として、ここに遺したいと思います。
※天寿庵は、通常拝観では回遊式庭園や枯山水の庭園がありますが、ここでは、幻の書院からの景色について記載します。
驚愕のハチオーバーツーリズムの弊害か??
カメラ小僧 ゴンいつかまた特別公開する日まで~。
天授庵とは?2つの庭園が織りなす紅葉の世界
天授庵には、趣の異なる2つの庭園があります。特別公開期間中は、この両方の庭園を昼夜楽しむことができます。

書院から眺める景色は、この後書いていますが、人でごった返しています。なので、まずは書院南庭を見学するのが良いと思います。ここは、庭に出れない為、無人で写真を撮ることができます。
【撮影攻略】最高の「額縁紅葉」を撮るための3つの秘訣
天授庵のハイライトである書院からの「額縁紅葉」。しかし、そこは常に多くの人でごった返しています。最高の写真を撮るためには、いくつかのコツが必要です。
攻略法①:閉門間際まで「待つ」のが必勝法

美しい額縁庭園は、誰もが最前列で見たい場所。人の頭を入れずに撮影するのは、日中はもちろん、夜間でも非常に困難です。唯一のチャンスは、閉門間際に人が少なくなる時間帯。私たちはまず南庭をゆっくりと散策し、閉門30分前頃から書院で粘り、人がはけるのをひたすら待ちました。
カメラ小僧 ゴン写真を撮るには無人になるまで待つ!ひたすら待つのじゃ…
攻略法②:三脚禁止の切り札「床置きスローシャッター」
京都の多くの寺社仏閣と同様、天授庵も三脚の使用は禁止されています。しかし、夜間の撮影ではブレを防ぐためにカメラを固定したい…。そこで編み出したのが、カメラを直接書院の床に置いて撮影するという方法です。小さなタオルなどを持参してカメラの下に敷くと、角度の微調整もしやすくなります。

カメラ小僧 ゴンただし床置きは、カメラを上にあおることになり、パースがかかります。
※パースとは、上の写真を見てもらえばわかりますが、右の窓枠が斜めに向いてしまっています。広角レンズでカメラに角度を付けて撮影するとコレが目立ちます。
【秘奥義】閉門時の一瞬を狙え!幻の「襖絵」
ハチトップの写真、まるで襖絵みたいだね~。
ドヤァ〜!なゴン閉園の時に窓を閉めるねんけど、そこを狙う高等技術やで!
そして、粘り続けた者だけが見られる、究極のシャッターチャンスが閉門直前に訪れます。係の方が、書院の窓(障子)をゆっくりと閉め始めるのです。この一瞬を狙えば、まるで本物の襖絵(ふすまえ)のような、他では絶対に撮れない一枚を撮影することができます。

カメラ小僧 ゴンこの写真は床置きでなく、カメラ持ってます。カメラを水平にすると、枠がまっすぐになります。
今では幻となってしまった(かもしれない)、景色。また見たいものです。
拝観期間・時間・料金・アクセス
| おすすめ度 | ★★★★★ ★5:感動の絶景 ★3:万人におすすめ ★1:玄人のあなたこそ |
| 住所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町86-8 |
| おすすめ時期 | 例年11月中旬~11月下旬 |
| アクセス | 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分 |
| 料金 | 500円※通常拝観 |
| 確認日 | 2025年11月 |
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