
栃木県日光市にある「小田代ヶ原」には、数年に1度、大雨の影響で湖ができることがあるまる。
最近では2019年秋、台風による大雨の影響で湖が出現したのを最後に出現していない、とても貴重な光景です。
ちょうど、その時に「小田代湖」の撮影に行ったので、行き方や体験談をご紹介します。
小田代ヶ原 早朝の特別なアクセス方法(バス)


朝一番にバスで小田代ヶ原に着く方法を紹介するよ!
当たり前ですが、早朝は電車はやっていませんので必然的に自家用車で近くまで来る必要があります。
また、小田代ヶ原には駐車場がありません。なので、「赤沼」にある無料駐車場に車を停めます。
そこから「奥日光低公害バス」が運行しており、ハイシーズンのみ運行している早朝の特別運行 始発4:30のバスで「小田代ヶ原」を目指すことにしました。

「赤沼」〜「小田代ヶ原」は徒歩45分もかかるから無理ゲーやんな。

夜のハイキングは暗くて怖いしね・・・
熾烈な始発バス争奪戦
始発バス争いは壮絶ですので、時系列でまとめて紹介させていただきます。
前日 24:00頃(2019.10.19)
2019年10月19日(土) 夜24時ごろに「赤沼駐車場」に到着し、車中泊をしました。(駐車場にトイレあり)
駐車場は混んでおり、あまり遅いと停められないかも・・・と思ったほどです。

明日は4時30分が始発だから、4時に起きたら十分やんな!!

えぇ!?みんな早く並ぶと思うけどなー・・・。
基本的にゴンは楽天家、ハチは心配性です。
とりあえず、私が意見を通し、一度3時半に起きることで話をつけて眠りにつきました。
当日 AM3:30(2019.10.20)
ここでは、ハチの勘が冴え渡りました。念の為、3:30に起きてみたところ、もう列ができており、我々も急いで並びました。
この時点でかなり人が並んでおり、我々はバス乗車定員数の約真ん中くらいの位置をマークすることができました。

あ、危なかったぜ!!

我を崇め奉りたまえ!
当日 AM4:15頃
そして、4:15頃にバスの運転手さんがおもむろに列の人数を数え出し、こう告げます。
「ハイ、始発に乗れるのはココまでね!」
4時半までに列に並んでも、定員オーバーした分の臨時便は出さないので、次の便の5時まで待たねばならないとのことでした。とりあえず、始発バスに乗れることが確定しホッとしました。

定員オーバーは乗れないのね!
当日 AM4:30
いよいよ、乗車時間です。ホッとしたのも束の間・・・ここで我々は敗戦が確定し、絶望します。
前から順番に詰めて座らされ、乗車します。
我々は、ちょうど乗車定員の真ん中、バスの中央付近に座れると思いきや、まさかの一番後ろの座席に着席。
「あれ?」と思っていると、続々と立って乗車するお客さんがたくさん乗ってきました。
まさかの、満員電車の状態で乗車するのでした・・・。

そりゃそうよな・・・。
大人気ですから、こうなるわな・・・。

ってことは!!我々が降りるのは一番最後やんけ!
そう。まさかの定員の最後に並んだ人が1番最初に降りられるのでした。

あぁ、無常・・・。
始発のバスでは遅い?
バスの公式HPには42分着とありましたが、乗降車に時間がかかりますので実際はもう少し遅かったように思います。
降車してみて驚きました。
遊歩道にびっしり並ぶ三脚・・・。バスの定員を遥かに超える人数です。

え?一番乗りのバスで来たのに、場所取り完敗やんけ!
そう。ベストポジションにいる強者たちは、皆、徒歩で来ていたのです。
小田代ヶ原は、湿原を囲むように遊歩道が設置されており、遊歩道入り口付近は大渋滞でした。
小田代ヶ原名物「貴婦人(湿原中央にある存在感のある白樺の木の愛称)」が撮影できる好条件の場所は既に満杯。
少し離れた所しかスペースが空いませんでしたが、なんとかまぁまぁな位置をゲットでき、5時には撮影を開始することができました。

バスなんかに頼ったらアカン!ってのがわかった!笑

次は歩いて行くぜ!
絶景の小田代湖
撮影ポジションはまぁまぁですが、朝と夜の切り替わりの空、小田代ヶ原に広がる湖、朝靄がなんとも言えぬ素晴らしい光景を生み出しており、個人的にはとても満足しました。
時間の経過とともに、小田代ヶ原の景色が移り変わっていく様は、どの時間帯も美しかったです。
AM 5:00

AM 5:15

AM 5:40

AM 6:00

AM 6:40


紅葉の小田代ヶ原
小田代ヶ原についてあっという間に3時間が経過しました。
帰りは、バスも出ていましたがせっかくなので紅葉真っ盛りの小田代ヶ原を歩いて帰りました。(駐車場まで1時間ほど)
紅葉の日光には4回ほど車中泊旅をしておりますが、小田代ヶ原周辺は黄色い世界が広がっていて、ハチ的には、ここか中禅寺湖の大使館付近が一番美しいのではないか?と思っています。

俺は湯滝も好きやで!!



そう言えば、ここの名称が看板ごとに違う名前が書かれてて、
「小田代原」「小田代湿原」ってのもあったんだけど・・・
何が本当なんだ?

真実はいつも いっぱい!!

・・・。
まぁ、一般的には「小田代ヶ原」なんだけど・・・
日光市の看板作ってる人よ。統一してくれ。
小田代ヶ原のアクセス・おすすめ時期
おすすめ度:★★★★★
住所:栃木県日光市 ※詳しい住所はありません
オススメ時期:秋 10月中旬〜下旬 または、湖が出現した時
アクセス方法:車&バス
料金:バス500円、駐車場無料
赤沼駐車場の地図:地図を見る ※小田代ヶ原に駐車場が無いため近隣駐車場を記載