
SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
群馬県利根郡片品村の静かな山あいに、圧倒的な風格を纏って立つ一本桜があります。その名は「針山の天皇桜(はりやまのてんのうざくら)」。
推定樹齢は300年以上。この地で幾多の春を見守り続けてきたオオヤマザクラの巨木です。一般的なソメイヨシノよりも花の色が濃く、鮮やかなピンク色が山里の風景にひときわ映えます。
ハチ先生天皇桜(ヤマザクラ)は花と共に葉が出るので、見頃なのは2日間って現地で教えてもらったよ!
この桜の代名詞といえば、田植え前の水田が作り出す「水鏡(リフレクション)」。風が止まった瞬間に現れるシンメトリーな世界は、多くのカメラマンの心を掴んで離しません。
しかし、魅力は水鏡だけではありません。天を突くような見事な枝ぶりや、夜の静寂に浮かび上がる幻想的なライトアップなど、一日を通して多彩な表情を見せてくれます。今回は、私たちが実際に現地で感じた「天皇桜」の魅力を、余すことなくお届けします!
田んぼに映る完璧なリフレクションを狙う
天皇桜は例年4月末〜5月上旬に見頃を迎えます。ネットで検索すると、必ずと言っていいほど美しいリフレクションの写真が出てきます。私たちも早速その絶景を狙ってみましたが、実際に現地に行ってみると、想定外の「物理的な壁」が待ち受けていました。
ドヤァ〜!なゴンまずは、その壁を乗り越えて撮影した渾身のリフレクション写真を見てくれ!

SONY α7CⅡ+SIGMA 24-70mmF2.8DGDNⅡ
難所は「田んぼの高低差」にあり
リフレクションを撮影できる田んぼは2枚ありますが、ここはいわゆる棚田のような構造になっています。道路(土手)から水面までかなりの高さがあり、普通に三脚を立てただけでは水面までの距離が遠すぎるのです。

次の写真は、土手から普通に手を伸ばして、なるべく水面に近づけて撮影したものです。

得意げなハチあ、桜の上のだけで、一部しかリフレクションしてないね!
カメラ小僧 ゴン水面に近づくほど、リフレクションで写り込む量は増えるで!
この高低差を克服するため、三脚を反転(逆さま)させてカメラを限界まで吊り下げて撮影するという「執念のローアングル」を敢行しました。三脚を手持ちで固定し、ハチにリモートシャッターを切ってもらうことで、水面数センチという視点を手に入れています。

ドヤァ〜!なゴン意外とブレないのだ!α7CⅡの強力な手振れ補正のおかげやな!
※リモコンがない場合は、インターバル撮影機能を活用するのも有効な手段です。なお、他の方は長靴を履いて田んぼの縁まで降りたりして準備万端で挑まれていました。ご自身の装備に合わせて工夫してみてください。
リフレクション以外の見どころと「忖度」
リフレクションが有名な天皇桜ですが、木そのものの美しさも格別です。

実は私個人としてはこの写真が一番気に入っており、記事トップにするか最後まで悩みました。しかし、「天皇桜といえばリフレクション」という読者の皆さんの期待に忖度(そんたく)し、泣く泣くこの位置に掲載しました。
得意げなハチ桜の柔らかな雰囲気と、背景にある民家の色がすごくマッチしてて可愛らしいよね!

角度を変えると、青空を背景にした美しい「ブロッコリー型」の樹形が際立ちます。ハチはこちらの儚げな雰囲気がお好みのようです。
カメラ小僧 ゴン俺はこの右側にある雲の形が気に入ってシャッターを切ったぜ!

さらに反対側に回り込むと、樹齢300年を感じさせる幹のうねりや、力強い枝っぷりをよりダイレクトに感じることができます。

棚田の上から見下ろすアングルです。リフレクションを狙うとどうしても幹の下部が隠れてしまうので、どちらの構図を優先するかは非常に贅沢な悩みですね。
夜の闇に浮かび上がるライトアップの幻想
得意げなハチライトアップの時間になると、とても寒いです。冬の上着があった方がいいよ!
日没後はライトアップが実施されます。冒頭に載せた写真は「逆さま三脚」でリフレクションを強調したものですが、ここからの写真は通常の位置に三脚を立てて撮影したものです。

棚田側から見ると、ライトアップの光源は逆光の位置になります。そのため、桜の花びらを光が透過し、非常に透明感のある美しい写りになります。

ただし、上の写真のようにライトの光源が直接見えてしまうと、光が強すぎて画面内で主張しすぎてしまいます。うまく桜の枝や建物で隠すように立ち位置を調整するのが、綺麗に撮るコツです。
ハチ光を上手に隠して、桜そのものの輝きを引き出そう!


角度を変えて撮影した2枚です。闇に浮かび上がるその姿は、昼間とは全く違うミステリアスな迫力がありました。
旅の拠点に!近隣のおすすめ宿泊施設
針山の天皇桜はライトアップまで粘ると、帰りの山道がかなり暗くなります。周辺には素敵なペンションも多いので、ゆっくり一泊して絶景を楽しむのがおすすめです。特に人気の宿をピックアップしました!
アクセス・おすすめ時期など
得意げなハチ天皇桜の見頃は数日しかないみたい!この絶景、絶対に逃さないでね!
| おすすめ度 | ★★★★☆ ★5:感動の絶景 ★3:万人におすすめ ★1:玄人のあなたこそ |
| 住所 | 群馬県利根郡片品村針山3 |
| おすすめ時期 | 4月下旬〜5月上旬ごろ |
| 公開時間 | 24時間 |
| アクセス | 車(無料駐車場から徒歩5分) |
| 料金 | 無料 |
| 公式HP | 片品村観光協会 |
| 確認日 | 2026年4月 |
駐車場とトイレについて
駐車場とトイレの場所が分かりづらいので下記Googleマップに記載しておきます。なお、トイレは仮設トイレです。
※毎年この場所にトイレが設置されるとは限りませんのでお気をつけください。
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